閉経年齢はいつ?
WHO(国連世界保健機関)では、閉経とは「卵巣における卵胞の消失による永久的な月経の停止」とされています。
閉経の年齢は平均して50歳前後、48歳〜52歳と言われていますが個人差があり、40歳ぐらいで閉経になる人や、反対に54歳頃まで生理が続く人もいます。
医学的には生理終了から1年を過ぎても生理がない場合に閉経と定義づけされます。
今の時点では、閉経を確実に前もって知る人は誰ひとりいません。
「あっ!あの時で閉経になったんだ!」と過ぎてしまって気づくのですね。
ちなみに40歳前後で閉経する場合は早期(早発)閉経といいます。
早期閉経になりやすいのはどんな人?
早期閉経の原因としては
喫煙
菜食主義
片方の卵巣を摘出している
が挙げられます。
また、早発卵巣機能不全も早期閉経の原因となります。
早発卵巣機能不全は40歳未満で4〜6ヶ月無月経の状態が続き、高ゴナドトロピン値と低エストロゲン値というすべてが満たされた時に早発卵巣不全といえます。
AMH検査について
最近、AMH(抗ミューラー管ホルモン)という女性ホルモンの値を計測する事により、大体いつ頃閉経するかを測定できるようになりました。
AMH検査は女性の卵巣に今後育つ卵胞の数がいくつあるかを調べる検査です。つまり、卵巣の年齢を推測するのです。。AMHの値がゼロに近ければ、閉経はすぐそこに来ていると推測されますが、卵巣に卵胞があればその卵胞が将来的に成長することも考えられるので、閉経の時期ももうすぐそこ〜何年後と確定できなのです。
AMH検査は保険適応外なので、病院によりだいたい6,000円〜7,000円ぐらいです。
もっと安く閉経年齢を調べられないの?
AMH検査までしなくても、気軽に閉経を調べたいと考えているならば基礎体温を測定して下さい。高温層と低温層に分かれていた体温が低温層のみになった場合は無排卵巣月経となり、閉経が近づいていると考えられます。
しかし、どの方法でも“今月で閉経だ!”と確定することはできません。