閉経年齢期のくすみ対策

肌は表皮・真皮・皮下組織の3層からできています。

 

表皮の一番外側は「角質層」といって外部の悪いものから肌を保護する役割があります。「角質層」の下の真皮の下の基底層というところで新しい細胞が生成され、その細胞が真皮へと押し上げられるのに伴って、角質層の古くなった細胞は垢になってはがれ落ちていきます。

 

この皮膚の組織が入れ替わる現象をターンオーバーといいます。
言いかえると、皮膚の新陳代謝です。
このターンオーバーは約4週間(28日)位で起こるのが最良です。

肌のしくみ

しかし、悲しいかな年齢とともにターンオーバーの周期が30代で約40日、
40代になると約55日
と長くなってきます。その間に剥がれ落ちずにいた古い角質が溜まってくすみの原因となってしまいます。
また、年齢による血行不良くすみの原因となります。

 

目の下のクマもくすみの一種?

一般的には目の下が暗くみえるものを「クマ」といいます。
クマは種類によってくすみが原因でできるものと、そうでないものがあります。
クマの種類や特徴を表にしてみました。

茶グマ

【特徴】
肌の部分的なくすみやシミが連なったもの。目をこすった時の刺激や肌の角質が厚くなってくすみとなりできるクマ。
【対処法】
目のまわりを強くこすらない。アイシャドウ・マスカラ等のアイメイクは部分クレンジングできれいに落とす。シミでできた茶グマには美白化粧品でのお手入れが有効。

青グマ

【特徴】
血行不良によりできるクマ。目のまわりの皮膚は薄いので血液の滞りにより影ができる。
【対処法】
運動をしたり目のまわりのツボを押して血行をよくする。薄くなった目の下の皮膚をふっくらさせるために必要なコラーゲンを増加させる作用のあるレチノール配合の化粧品やビタミンC誘導体配合の化粧品を使用する。

黒グマ

【特徴】
目下の皮膚がたるんで黒くみえる現象。加齢により目の下の皮膚が薄くなることによりできるクマ。残念なことにファンデーションでは隠れない。
【対処法】
黒グマの対処法は青グマと同様でOK!
ただ、黒グマはむくむと濃くみえるのでむくまないように冷たいものの飲食は控えめにすることが大切。

 

くすみ予防にするべきことのまとめ

ターンオーバの周期を理想の28日になるべく近づけるために、肌だけでなく身体全体の代謝を良くするための適度な運動が必要です。

 

肌のコラーゲンの増加を助ける美白化粧品を取り入れて、くすみを予防することが大切です。